ニュース

CEC、業種・業務テンプレートや関連クラウドサービスが「Microsoft Dynamics 365」に対応

 株式会社シーイーシー(以下、CEC)は1日、日本マイクロソフトのERP製品「Microsoft Dynamics AX」、ならびにCRM製品「Microsoft Dynamics CRM」向けに開発してきた業種・業務テンプート群を、CRMとERPを統合した新たなクラウドサービス「Microsoft Dynamics 365」に対応させると発表した。

 CECではこれまで、これまでDynamics AX/CRMにあわせて8種類の業種・業務テンプートや業種特化クラウドサービスを提供してきたが、Dynamics 365のラインアップとして再編された「Dynamics 365 for Operations」「Dynamics 365 for Sales」においても、引き続きテンプレートや関連クラウドサービスを利用可能にする。

 具体的には、以下の通り。

Dynamics 365 for Sales用テンプレート
・企業情報連携サービス
・報告書テンプレート
・ルートセールステンプレート
・Webマーケティングテンプレート
・外部システム連携テンプレート
・Excel・レポートテンプレート


Dynamics 365 for Operations用テンプレート
・基幹業務系 帳票ソリューション「Convergent GOTOBI(ゴトビ)」


Dynamics 365を基盤とした業種特化型サービス
・改正保険業法対応 保険代理店向けクラウドサービス「hoQQot(ほこっと)」

 また今回、情報サービス業向け営業支援テンプレート「Convergent SFA for 情報サービス業」を、12月1日から新たに提供開始している。

 ソフトウェア、ハードウェア、インフラ、セキュリティ、コンサルティングなど、さまざまな製品やサービスを複合的に顧客企業に提案することが多い情報サービス業界の営業では、営業ノウハウが属人化され、商材ごとに社内体制が縦割りになってしまうことで、「他部署と連携できずに、ようやく製品を新規導入した顧客の囲い込みに失敗する」「
「営業担当が交代してため、保守契約更新時に顧客への案内が遅れ、予算確保が間に合わなかった」といった課題の解決に対して、効果的な支援ができるとのこと。

 具体的には、IT予算やCIO管理、メインベンダー、システム情報など、顧客のIT情報を漏れなく蓄積・管理することによって、システムリプレイス時期や競合情報などを把握可能。また、開発、ソリューション、保守、物販など、標準的な初報から受注までの営業プロセスを用意しているので、商材を選べば自動的に専用の営業プロセスが割り当てられるという。

 さらに、基本、個別、保守契約など、顧客・案件にひも付く契約書を管理し、継続契約や次回の提案時期など、忘れがちなものをアラームで通知することで、機会損失を防止するとした。