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CECと日本マイクロソフト、クラウド分野などで協業強化

業務支援サービス基盤「Convergent」も提供開始

 株式会社シーイーシー(以下、CEC)と日本マイクロソフト株式会社は13日、経営情報システム、営業・業務支援システム、基幹システム、ICTプラットフォームの4つのビジネス領域で協業強化すると発表した。両社は共同で新規顧客の開拓、および新サービス開発などを行うという。

 両社はこれまでも、CRM/SFAやERPなどエンタープライズ領域を中心に協業を行ってきたが、CECは新たな成長戦略の策定にあたり、日本マイクロソフトの製品・サービスにかかわる技術者を集め、プラットフォーム構築/業務アプリケーション開発の経験とノウハウを集約。オフィス業務の変革を中心に、企業のICT戦略を包括的に支援する専任体制を整えた。

 同社は今後、協業を強化した4つの領域において、日本マイクロソフトの製品・サービスを組み合わせ、コンサルティングからシステム構築・サービス導入・保守・運用まで、ICTのライフサイクルをトータルに支援するとのこと。

 あわせてCECは、業種・業務ノウハウやビジネステンプレート、導入実績を体系化し、業務支援サービス基盤「Convergent(コンバージェント)」として4月1日よりサービス提供を開始する。

 具体的には、日本マイクロソフトが提供するDynamics CRM Online、Office 365などのクラウドサービスと融合させた形で、業種に特化した業務サポートサービス、マイクロソフト製品の基本機能を強化するテンプレート、24時間365日の保守運用サポートサービスを提供するとのこと。当初は建設業、不動産業を対象とし、今後拡大する予定。

Convergentの概念図

 なおCECでは、日本マイクロソフトとの協業推進と「Convergent」関連のビジネスで、今後3年間に300社の導入を目指すとしている。

石井 一志