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電通、業種別や推し活など「特化型AIペルソナ」を搭載したAIペルソナシステム「AI For Growth Talk」を運用開始
2026年4月7日 10:00
株式会社電通は6日、2025年5月に発表した「People Model」を基盤に、カテゴリー・用途・テーマなど、これまで再現が難しかった特定領域に焦点を当てた「特化型AIペルソナ」を新たに開発したと発表した。同時に、AIペルソナシステムである「AIQQQ TALK」を刷新し、新たに「AI For Growth Talk」として運用を開始した。
電通では、生活者の価値観や行動、趣味嗜好(しこう)はこれまで以上に細分化し、年齢や性別といった単純な属性では把握できない状況が続いていると説明する。そのため企業にとっては、生活者の具体的な悩みやこだわりを深く理解することが、競争力に直結する重要なテーマとなっているという。
こうした状況を踏まえ、電通は長年蓄積してきた生活者意識調査や消費行動データをもとに、多様な生活者像をAI上で再現する特化型AIペルソナを開発し、AI For Growth Talkに搭載することで、企業の競争力向上に貢献する基盤を整備した。
基盤には、電通が蓄積してきた独自データをもとに、生活者に近い感情や視点を反映した約750パターンのAIペルソナを収録している。年齢や性別といったデモグラフィック情報に加え、「健康上の悩み」「日常のこだわり」「利用ブランド」「メディア接触状況」など、多様な生活背景や価値観を網羅している点に特徴と強みがある。
例えば、「時短志向の共働きDINKs」「教育投資に関心の高い小中学生の子どもを持つ家族」「動画系SNSヘビーユーザー」「特定スポーツ競技のファン層」「軽度の介護が必要な家族がいる層」「特定飲料品のヘビーユーザー層」など、実際の生活者像が想起できる具体的なペルソナを多数用意している。これにより、商品・サービスやコミュニケーションに対するターゲット層の反応や受け止め方を、AIとの対話を通じて迅速に把握することが可能になった。社会環境や生活者意識、トレンドの変化に応じて、AIペルソナは今後も継続的に拡充していく予定としている。
従来の1対1のインタビュー機能に加え、今回のAI For Growth Talkへの刷新では、グループインタビュー(1問1答モード/ペルソナ同士の会話モード)、回答サマリー生成、会話モードでのテーマ設定(インサイト抽出、アイデア発散、討論、合意形成)も可能となり、より多角的なシミュレーションが行えるようになった。
また、「自社内で手軽にAIペルソナと対話したい」というニーズにも対応できるようにするため、一部機能を年内にSaaSとしての社外提供を予定している。ブラウザーからいつでも利用でき、日々の業務の中で「思いついた仮説をすぐに試す」という高速な検証サイクルを実現する。
電通は今後も、多様化する生活者像をより深く理解し、企業のマーケティング活動の精度向上に寄与するソリューションを提供し、「特化型AIペルソナ」および「AI For Growth Talk」を通じて、より実効性の高いインサイトの発見と事業成長への貢献を目指すとしている。

