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CEC、日本の商習慣に対応したDynamics AXベースの業務ソリューション

 株式会社シーイーシー(CEC)は19日、ERPソフトウェア「Microsoft Dynamics AX」に対応し、日本の商習慣に適した業務ソリューション「Convergent GOTOBI(コンバージェント ゴトビ)」を発表した。5月20日から販売開始する。

 「Convergent GOTOBI」は、Dynamics AXをベースに、日本の商習慣に対応した一貫性、およびレイアウト実現できる業務ソリューション。ERPパッケージの導入に際しては、日本の商習慣への対応や企業独自の要件を満たすため、従来は個別カスタマイズを行うことが多かったという。しかしConvergent GOTOBIでは、販売、在庫、購買、会計(決算含む)といった、基幹業務で利用頻度の高い26帳票をラインアップし、販売および部門別収支の予算作成から実績管理までを標準的にサポートしているので、カスタマイズを最小限に抑えたシステム構築が行えるとした。

 また、Dynamics AXから出力される帳票のアウトプットイメージを検討段階で確認できるため、社内での仕様理解と共有を深め、より短期間、低コストでのシステム構築を実現するとしている。

 価格は、26帳票のうち5帳票を利用できる「Standardプラン」が60万円から、10帳票を利用できる「Essentialプラン」が90万円から、すべての帳票を利用できる「Premiumプラン」が380万円。すべてのプランで初期セットアップサービス(5万円)が必要となる。

 なお「ConvergentR GOTOBI」は、国内企業向けの販売はもちろん、システムベンダーでの再販にも対応しているとのこと。サービス化にあたっては、Dynamics AX帳票開発で実績を持つHOYAサービス株式会社の支援を受けており、今後は両社でマーケティングプロモーションおよび販売を行っていく予定だ。

帳票サンプル

石井 一志