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日立、SAP HANAのクラウドサービスを提供 システム構築から運用までを一括支援

専任の担当チームがワンストップサポート

 株式会社日立製作所(以下、日立)は22日、高信頼なシステム構築から運用までを一括して提供するSAP HANAのクラウドサービスを、2017年1月4日より提供開始すると発表した。価格は個別見積もり。

 日立では、SAP HANA環境に最適化した統合プラットフォーム「Hitachi Unified Compute Platform for SAP HANA」をグローバルに提供しているほか、米国子会社であるHitachi Data Systems Corporationを通じ、SAPシステムやクラウドサービスで実績・経験を持つ仏oXya(オキシア)を買収するなどの取り組みで、SAPシステムに関するノウハウを培ってきた。

 今回提供するサービスは、日立がこうしてグローバルに培ってきたSAP HANA向けプラットフォームやシステム、クラウドサービスに関する構築・運用管理ノウハウに基づいて、高信頼なSAP HANA環境の構築から運用までをクラウドサービスとして提供するもの。

 導入時のクラウド基盤の設計構築や既存環境からの移行支援を提供する「Technical Consulting for SAP Solutions」と、SAP HANAのPoC環境や開発・本番環境での運用管理、ディザスタリカバリ(DR)をはじめ事業継続性を支援する機能などを月額で提供するサービス群「Cloud Delivered Service for SAP Solutions」の2サービスをラインアップし、容易かつ迅速なシステム導入と運用負担の軽減を支援するという。

 また、SAPシステムの知識を持つエンジニアをユーザー企業ごとに担当チームとして編成し、そのチームが顧客環境の設計・構築から運用、問い合わせ対応までをワンストップでサポートするため、安心かつ容易にクラウド環境を利用できる点もメリットとした。

 加えてoXyaとの連携により、グローバルで統一されたサービスメニュー、サービス品質で利用できることから、企業がグローバルに展開する場合でも、状況に応じたシステム拡張を容易に行えるとのこと。