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日立がSAPと「HANA Enterprise Cloud」のパートナー契約を締結 導入・利用の支援サービスを提供

 株式会社日立製作所(以下、日立)は26日、独SAP SEと「SAP HANA Enterprise Cloud」に関するパートナーシップ契約を締結したと発表した。日立とSAPではこの契約により、両社の戦略的協業関係のさらなる強化を図るとしている。

 この契約に伴って日立、および同社のグループ会社でSAPの認定を受けたクラウドサービス事業者である仏oXya(オキシア)は、SAP HANA Enterprise Cloudの導入・利用を支援するサポートサービスを、SAPを通じて提供する。

 このサービスでは、顧客システムを熟知する担当チームを各顧客拠点の近くに配置する、日立とoXya独自のデリバリーモデルを活用。日立のストレージ製品を組み合わせた統合プラットフォームを基盤としてサービスを提供するとした。

 今後、日立が日本国内を担当する一方で、oXyaは米国、カナダ、フランスでSAPを通じたサービスの提供を開始する。その後、順次、対象地域を拡大する予定だ。

 なおoXyaは、およそ20年にわたって、世界中の数百社におよぶSAPのユーザー企業に対し、SAPマネージドサービスを提供してきた実績を持つ。日立は米国子会社のHitachi Data Systemsを通じて、2015年にoXyaを買収していた。