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設定時刻になると業務PCを自動ロック――、IIJとL is B、企業の働き方改革を支援するソリューション

 株式会社インターネットイニシアティブ(以下、IIJ)と株式会社L is Bは27日、「定時に帰る文化を創る」というコンセプトのもとで、長時間労働の是正など、企業における働き方改革を支援する「direct Smart Working Solution」を提供開始すると発表した。

 このソリューションは、L is Bのビジネスチャットシステム「direct」とチャットボットの技術を用いて、企業の働き方改革を支援するソリューション。従業員視点による業務延長時間の見える化、および社員の業務PCを任意時刻にロックする機能などにより、長時間労働の是正を促進するという。

 このソリューションでは、設定時刻になると業務PCが自動的にロック(スクリーンセーバーが起動)され、業務時間の延長申請を行うかどうかを確認するダイアログが表示される。延長申請をすると上長に承認申請が送られ、上長が承認することでロックが解除される仕組みだ。

 申請・承認のやり取りは、専用ソフトウェアを導入したPCや、directのスマホアプリを導入したスマートデバイスから行え、申請・承認にチャットボットとアクションスタンプ(受信者がYes/Noや選択肢などにワンアクションで回答できるスタンプ)を活用することにより、最小限の操作で手続きを実行できるとした。

 なお開発にあたっては、従業員数約1万人の大企業における試験運用を通じて、必要な機能の洗い出しや操作性の向上を実施したとのこと。正式提供に先立ち、同企業は10月よりこのソリューションを導入しているという。

 価格(以下、すべて税別)は、PCロック・解除の基本的な仕組みが提供される「ライトプラン」が1アカウントあたり月額480円、事前申請や残業指示、プッシュ通知による承認などの機能が提供され、スマートデバイスにも対応した「スタンダードプラン」が1アカウントあたり月額780円。いずれのプランも別途、年額25万円のシステム利用料がかかる。IIJとL is Bは、初年度50社の受注を目指すとのこと。