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竹中工務店、L is Bの長時間労働の是正支援ソリューションで残業時間を削減

 株式会社L is Bは29日、株式会社竹中工務店が、長時間労働の是正を支援するソリューション「direct Smart Working Solution(SWS)」を採用したと発表した。2018年10月より稼働を開始している。

 direct SWSは、ビジネスチャット「direct」と専用チャットボット、専用クライアントソフトウェアを利用し、あらかじめ設定した時刻になると、社員それぞれの業務PCをスクリーンセーバーによって自動的にロックするソリューション。ロックを解除するためにはPC利用の延長申請を行い、上司に承認を得る必要があるため、残業の事後申請を一切なくすことができるという。

 また、「誰が」「誰の許可を得て」「どの業務を」「どのくらい」実施しているかを可視化することにより、残業のあり方を全社的に見直し、多様化する労働環境の改革推進を支援するとのこと。

 一方、竹中工務店では、メンバーが上長の許可なく自分の意思や判断で時間外勤務をしてしまうケースが散見されており、緊急性が低く残業する必要がないものや、組織の中で業務を平準化することで残業を減らせるものも多く見受けられたとのこと。また残業実態を管理しきれておらず、誰がどのような理由で残業をしているのかが分からなかったという。

 しかしdirect SWSの導入後は、より効果的に業務配分を行い、残業を削減できるようになった。

 これは、direct SWSではメンバーが上長に「残業目的と終了時刻」を自己申請する必要があるので、残業内容を明確化可能なほか、メンバー1人1人の残業時間をグラフで表示し、誰に負荷がかかっているのかも「見える化」できるため。

 また、半年に一度、残業実態のグラフを見ながら部門長とともに仕事の偏りを確認しており、その際に各部門長がメンバーの仕事を再分配しているが、残業時間がしっかりと把握できるようになったことで、より的確に業務の効率化を図れているとのことだ。