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日立ソリューションズ、電子帳票ソリューションにAI技術を適用 業務効率向上を支援
2016年10月13日 09:00
株式会社日立ソリューションズは、「活文 Report Manager」を中心とした電子帳票ソリューションに人工知能(AI)技術を適用し、2017年1月31日より提供を開始する。価格は個別見積もり。
紙帳票の保管など運用コストの削減を目的に、帳票の電子化に関心を持つ企業が増えているものの、従来のシステムでは、帳票ごとに読み取るフォーマットを定義するなどの作業が発生してしまっていた。
しかし今回、同社が開発したAI技術を適用することで、スキャンした紙帳票のフォーマットや、「合計」や「品番」などの項目と数値の記載場所を解釈し、必要なデータ候補の一覧を可能性が高い順序で画面に表示するほか、ユーザーから指定された結果を学習すると、次回からは適切なデータを抽出してくれるとのこと。
これにより企業は、紙をスキャンするだけで必要なデータを活用でき、データの入力作業の軽減や、紙帳票の種類が増える度に発生するフォーマット定義の設定作業が不要になるため、システム運用コストが軽減されるという。
あわせて日立ソリューションズでは、スキャンした紙帳票の保管機能を活文 Report Managerに追加し、電子帳票と紙帳票の一元管理を実現するとしている。