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NTTネオメイト、データセンターで動作するアプリケーションをセキュアに利用するソリューション

 株式会社エヌ・ティ・ティ ネオメイト(以下、NTTネオメイト)は8日、クラウド環境にあるアプリケーションをセキュアに利用できるサービス「AQStageアプリケーション仮想化」を提供開始すると発表した。アシスト、イスラエルEricom Softwareのアプリケーション仮想化技術と、米Fortinetのセキュリティ技術を組み合わせて提供する。

 このサービスは、NTTネオメイトのデータセンター内で動作するアプリケーションを、画面転送技術を用いて、ユーザーが利用する端末から利用できるようにするもの。場所、端末を問わずクラウド上のアプリケーションを利用できるほか、アプリケーション利用に関するデータがクラウド上に保存され、ユーザーの端末にデータが残らないことから、端末の紛失・盗難による情報漏えいリスクを極小化できる点がメリットという。

 クラウド上のデータなどは、多層防御によるセキュリティ機能で保護。また、このサービスを利用したインターネット接続用Webブラウザと、既存の社内システム接続用Webブラウザを使い分ければ、標的型サイバー攻撃による社内ユーザー端末の情報漏えいリスクも抑えられるとしている。

 提供可能なアプリケーションは、Internet Explorer、Google Chrome、Mozilla FirefoxといったWebブラウザと、Microsoft Office。これらに加えて、Windows Server 2012 R2上で実行可能なアプリケーションにも対応する。Microsoft Officeの利用については別途ライセンス料が必要になるほか、その他のアプリケーションを利用する場合は、ユーザー企業側がアプリケーションを用意する必要があるとのこと。

 価格は、初期費用が30万円(税別)から。月額費用は利用状況によって異なるが、例えば、同時接続率10%、各ユーザー領域1GB、300ID契約の場合で、1ユーザーあたり1980円程度になるとしている。また、最低利用期間(1年)が設定された。

 なおNTTネオメイトは、このソリューション提供にあたって、「Ericom Connect」を基盤としたサービスを提供するため、Ericomパートナープログラムに参加している。