ニュース

CTCSP、富士電機三重工場の仮想化共有ストレージシステムをNimble Storage製品で構築

 シーティーシー・エスピー株式会社(以下、CTCSP)は11日、富士電機株式会社三重工場の情報システム基盤向けに、米Nimble Storageのストレージ製品を活用した仮想化共有ストレージシステムを構築したと発表した。富士電機三重工場では2016年2月から使用している。

 富士電機三重工場は、国内トップシェアの自動販売機、オープンショーケースや可搬型保冷庫など、同社の食品流通事業に関する中核的な生産拠点。同工場ではスマート化により生産における省エネを追求しており、全社的な方針に基づくシステムの仮想化への取り組みでは、2009年度にサーバー仮想化率91%を達成している。

 今回、ストレージシステム更改を機に、仮想化環境におけるI/Oパフォーマンスの課題解決と運用管理を効率化するため、仮想化共有ストレージシステムにNimble Storageの導入を決定した。

 Nimble Storageは、フラッシュの持つパフォーマンスを予測分析機能と組み合わせ、従来よりも少ないデバイスの数で高いパフォーマンスを実現するプレディクティブ(予測分析)フラッシュストレージで、ストレージ自身や仮想マシンの状態を可視化する機能を備え、全体を効率的に管理できる仕組みが特徴となっている。

 富士電機三重工場では、従来の仮想化共有ストレージシステム3台をNimble Storageに集約し、大幅なI/Oパフォーマンス向上をはじめ、データの圧縮、設置容積と消費電力の削減、および容易な運用管理での運用コスト削減など、数々の導入効果を実現したという。

 CTCSPでは、富士電機を業務の効率化を含めシステム面から支援し、パートナーとして課題解決に貢献していくとしている。