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東芝、産業機器や設備の管理・遠隔監視を迅速に実現する「IoTスタンダードパック」
2016年7月5日 12:20
株式会社東芝は5日、産業機器・設備の「見える化・遠隔監視」を迅速に実現できるクラウドサービス「IoTスタンダードパック」の販売を開始した。
「IoTスタンダードパック」は、市場で稼働する産業機器やビルファシリティなど、管理・監視対象とする装置のデータ収集と蓄積、稼働状況を示すデータの見える化サービス・遠隔監視サービス、運用サポートまでをパッケージ化。見える化と遠隔監視を簡単かつ迅速に始められる、IoT基盤のクラウドサービスとして提供する。
あらかじめ管理・監視対象とする装置の種別や属性情報、インターフェイス、データ種別の情報などをテンプレート化して準備し、これまで利用部門ごとに実施していた準備作業や現地作業のエンジニアリング業務を簡素化。機器や装置をネットワークに接続した際に、自動的にIoT基盤に機器や装置を登録する、現場での「プラグ&プレイ機能」により、装置とエッジゲートウェイをつなぐだけで接続が完了し、利用開始までの時間を大幅に短縮する。
多種多様な装置との高速通信や計測値に対し、エッジ側でルールに従った検知・制御などを一次処理し、クラウド側では分析やルール設定などを高度化する。エッジ側とクラウド側との協調・分散処理を行うことで、全体最適な遠隔監視サービスを実現し、全体のネットワーク負荷を低減するとともに、セキュアかつ経済的な運用が可能としている。
また、東芝の監視システム開発経験に裏付けられた幅広い適合性を備え、スマートコミュニティ・エネルギー領域において豊富な実績を持つビッグデータ処理ミドルウェアとオープンパートナーシップに基づき、世界中の製品・技術やグローバルコネクティビティを可能とするネットワークを組み合わせて、顧客の課題を解決する。