ネットワールド、ハイパーコンバージド・インフラの一括サポートサービスを提供

　株式会社ネットワールドは23日、ハイパーコンバージド・インフラの一括サポートサービスを提供開始すると発表した。今回は第1弾として、「VCE VxRail」上で「VMware Horizon」を稼働させるVDI（仮想デスクトップ）システムを対象に、両製品の一括サポートサービスを7月1日より提供開始する。

　サーバー、ストレージ、ネットワークなどのハードウェアと、サーバー仮想化、SDS（Software Defined Storage）などのソフトウェアを統合したハイパーコンバージド・インフラのサポートに関しては、システムを構成するハードウェアやソフトウェアのメーカーごとにサポート窓口が異なり、運用・保守における対応工数の増加や、障害時に迅速な復旧ができないといった課題を抱えている。

　ベンダーによっては一括サポートが提供される場合もあるが、今回ネットワールドが提供するサービスでは、ハイパーコンバージド・インフラを構成するハードウェアやソフトウェアに加え、その上で稼働するアプリケーションも含めて、ネットワールドが一括サポート窓口になる点が特長。障害受付や技術的なサポート支援を24時間365日対応で提供するという。

　参考価格は、24時間365日対応、10インシデント制で100万円（税別）。

　シンプルにアプライアンス1台からスタートして1ノード単位で追加でき、拡張性に優れるVCE VxRailは、導入ニーズの高まるVDIを展開するのに適していることから、ネットワールドでは、今回の一括サポートサービス提供により、VDIソリューションのさらなる拡販を目指す考えだ。

　また今後は、ネットワーク仮想化製品のVMware NSXや、OpenStackをVMwareベースのインフラ上に展開する「VMware Integrated OpenStack（VIO）」など、ニーズの高いVMwareソリューション、さらにはCitrix XenDesktopやMicrosoft Virtual Desktop Infrastructureなどにも順次対応していく予定としている。