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発売を来週に控えたヤマハの最新VPNルータ、「RTX1210」の気になる最終仕様は? (RTX1210とMicrosoft AzureをVPNで結ぶ設定を解説)
ヤマハ ネットワーク製品アップデートセミナー2014レポート(1)
(2014/11/21 06:00)
RTX1210とMicrosoft AzureをVPNで結ぶ設定を解説
ヤマハルータとMicrosoft Azureとの間をIPsec VPNで結ぶ接続設定の実例を、SCSK ITプロダクト&サービス事業本部 ネットワークプロダクト部 技術課の森田雄二氏が解説した。
森田氏はまず注意点として、Microsoft Azureのサイト間VPN接続には2種類あることを説明した。IPsecのIKEv1によるポリシーベースVPNの「静的ルーティング」と、IPsecのIKEv2によるルートベースVPNの「動的ルーティング」だ。動的ルーティングは複数セグメント接続も可能だが、IKEv2対応機種が限られるとして、「RTX1210(RTX1200以降)なら大丈夫」と説明した。
そのうえで森田氏は、静的ルーティングと動的ルーティングの両方の場合について、接続の手順をステップごとに解説した。それぞれ、Microsoft Azure側で仮想ネットワークを作成し、ヤマハルータ(RTX1210)を設定して、接続を確認した。
森田氏はさらに、そのままでは接続が5分で自動的に切れてしまうので、ヤマハルータでkeepaliveを設定することで常時接続させる設定も説明した。