「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2010」今日から開催

NECの技術とソリューションを一同に


 NECグループは11月11日と12日の2日間、「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2010」を東京国際フォーラム(ガラス棟)で開催する。テーマは「人と地球にやさしい情報社会へ。~あなたとともに、未来をひらく~」。参加費は無料。

 テーマ別にコーナーが設けられ、「クラウドによる社会のインテリジェント化に貢献」のコーナーでは、NECが11月10日に発表した“クラウドコミュニケーター”、7インチ液晶を搭載したAndroid 2.1のタブレット「LifeTouch」を展示。同じく11月10日に発表した8時間連続通信可能なモバイルWiMAXルータ「AtermWM3500R」も展示されている。

クラウドコミュニケーター「LifeTouch」。11月下旬に出荷開始。Androidアプリストア「andronavi」を8月に発表した際に、タブレット端末の11月投入を表明したBIGLOBEのほかにも、すでに採用が決まっている企業があるという
8時間連続通信可能なモバイルWiMAXルータ「AtermWM3500R」

 また、顔認証システムやヘルスケアソリューション、店舗向けソリューションやCRMサービス、POS連動の電気自動車用急速充電器や太陽光/小型風力発電システム、ホームエネルギーマネジメントシステムなども展示。

 「クラウドによる企業の競争力強化に貢献」のコーナーでは経営課題を解決するソリューションやシステムを展示。クラウドを支えるプラットフォームであるデータセンターやデータセンター向けハードウェアやソフトウェア、ファシリティを紹介しているほか、オフィスのエコ対策として、省エネ照明や省エネICT機器も展示する。

 グローバル事例紹介のコーナーも設けられ、ユニファイドコミュニケーションを導入したペニンシュラ上海、南アフリカの国民IDカードをデジタル化した指紋照合システム、アルゼンチンで利用されている電子政府ソリューションなど世界の導入事例を紹介する。

 デジタルサイネージと映像ソリューションのコーナーでは、大画面16面のマルチススクリーンや広告統合管理システム「AdComposer」のデジタルサイネージ連携連携コンテンツ提供サービス、オフィス向けのディスプレイやプロジェクターなどを展示。

 宇宙技術への貢献を紹介するコーナーでは、小惑星探査機「はやぶさ」の帰還カプセルの展示が決定。再突入時に3000度の熱にさらされたヒートシールドを含む6品すべてを展示し、NECの宇宙開発技術者が直接説明する。

バイトメトリクス認証のデモ。顔認識技術により、男性・女性別で来場者をカウントしたり、何度目の来店かなどのデータを得られる参考出展の指ハイブリッド認証システム。指紋認証と静脈認証を併用するTwinTOPコミュニケータ。店頭でアンケートをとったりするほか、Twitterのツイートを表示するなどネット連携による店頭販促を行うソリューション
ヤマト運輸が導入した車載システム「See-T Navi実証実験段階のCHAdeMO協議会の仕様に準拠した、Felica対応の電気自動車用急速充電器。Felicaでポイントが溜められるほか、電子マネーによる決済にも対応参考出展のウェアラブル端末を使った救命救急支援システム。筑波大学大学院との産学連携により開発
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