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【OpenStack Summit基調講演】中国の導入事例、HPやRed Hatの取り組み、次期OpenStackのコンポーネント紹介など (Red Hatが商用OpenStackへの取り組みを紹介)

Red Hatが商用OpenStackへの取り組みを紹介

 この日最初の基調講演としては、Red Hat社が登場した。CTOのBrian Stevens氏と、Mark McLoughlin氏が登壇し、Stevens氏がRed Hat寄りの話を、OpenStack FoundationのBoard of DirectorsおよびTechnical CommitteeのメンバーでもあるMcLoughlin氏がOpenStack Foundation寄りの話をした。

 Stevens氏はオープンソースに対するRed Hatのモデルとして、「参加」「安定化」「デリバー」「インテグレート」のサイクルを提示。OpenStackについても、勢いのある開発コミュニティに参加し、Red Hatの持つエンタープライズ向けオープンソースの技術やナレッジを取り入れていくアプローチを示した。

 具体的なプロダクトとしては、コミュニティ版OpenStackディストリビューション「RDO」(LinuxでいえばFedoraに相当)を公開するとともに、RDOをベースに安定化や検証などを経た「Red Hat OpenStack」を開発。それをRed Hat Enterprise Linuxと組み合わせた「Red Hat Enterprise Linux OpenStack Platform」を商用製品として提供している。

 なお、OpenStack Summitの開幕日の11月5日には、OpenStack Havanaをベースにした「Red Hat Enterprise Linux OpenStack Platform 4.0」のβ版がリリースされた。

 Steven氏はまた、クラウド管理ツール製品である「Red Hat CloudForms」も紹介した。これも同じく11月5日には、Red Hat Enterprise Linux OpenStack Platformの管理に対応した最新版の「Red Hat CloudForms 3.0」がリリースされている。

Red Hat社CTOのBrian Stevens氏
商用製品「Red Hat Enterprise Linux OpenStack Platform」のモデル。OpenStackのコードベースにLinuxディストリビューションとパートナーエコシステムを結びつける
Red Hat Enterprise Linux OpenStack Platformのパートナーエコシステム
クラウド管理ツール製品「Red Hat CloudForms」

 なお、展示会のRed Hatブースでも、Red Hat OpenStackやCloudForm 3.0をデモしていた。

Red Hatのブース
Red Hat OpenStackのデモ
Red Hat OpenStackに対応したCloudForms 3.0のデモ

(高橋 正和)