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Alibaba Cloud、527億ドルのグローバル構築計画

H20輸出禁止を受け「統一されたグローバルクラウドネットワーク」を構築すると発表

 Alibaba(アリババ)のCEOであるEddie Wuは、Alibaba Cloud(アリババクラウド)をグローバルに拡大する計画をさらに強化しました。

 先週開催されたイベントで、同氏は出席者に対し、「統一されたグローバルクラウドネットワーク」の構築を目指しており、そのために3800億元(527億ドル)を投資すると述べました。

 アリババ傘下のSouth China Morning Postが報じたところによると、同社は日本、韓国、東南アジア、中東、ヨーロッパ、アメリカ大陸におけるクラウドネットワークの構築を「加速」させ、中国企業に自国と海外の両方で一貫したAIインフラサービスを提供することを目指しています。

 現在、アリババクラウドは29のリージョンで、87のアベイラビリティゾーンを運営しています。今年、メキシコでリージョンを立ち上げ、タイで2つ目のデータセンターを開設しました。

 設備投資計画は、今年2月に初めて共有されましたが、AIハードウェアに関する米中間の緊張の高まりを受け、改めて発表されました。

ニュース提供元:データセンターカフェ

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