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アライドテレシス、次世代FW/VPNルーターを機能強化
3種類のセキュリティライセンスも提供開始
(2015/9/2 06:00)
アライドテレシス株式会社は1日、次世代ファイアウォール&VPNルーター「AT-AR3050S/4050Sシリーズ」用のファームウェアをバージョンアップすると発表した。新ファームウェア「AlliedWare Plus Ver.5.4.5-1.1」のダウンロードサービスを同日より開始する。また。AT-AR3050S/4050Sシリーズ用「セキュリティーライセンス」と、AT-AR4050S用AMF(Allied Telesis Management Framework)マスターライセンス(10メンバー)「AT-AR4-FL02/10」も、同日より順次提供を開始する。
AT-AR3050S/4050Sは、次世代ファイアウォール機能を備えたUTM/VPNルータ。サブスクリプションライセンスである「セキュリティーライセンス」を購入することで、標準搭載のステートフルパケットインスペクションだけでなく、アプリケーションコントロール、Webコントロール、IPレピュテーション(IPアドレスブラックリスト)などの高度なセキュリティ機能が利用可能になる。
新ファームウェアでは、AT-4050Sが、ネットワーク上に存在する複数の機器を仮想的な1台の機器として統合・管理できるAMFのマスター機能に対応。最大10メンバーまでの管理が可能なため、小規模ネットワークのゲートウェイにAR4050Sを導入することで、ゲートウェイに必要とされるVPN、UTM、AMFマスターの全機能をオールインワンで提供可能になった。
またAT-AR3050S/4050Sにおいて、最大60本のAMFバーチャルリンクがサポートされる。これにより、ネットワークのゲートウェイとコアからエッジにいたるネットワークデバイスのAMF化が可能になり、ゲートウェイの可用性・管理性が向上する。また、暗号化されたトンネル上でバーチャルリンクを接続することで、AMFパケットの暗号化を実現でき、セキュアなAMFネットワークの構築が可能になるとのこと。
一方、各種セキュリティ機能を追加できる「セキュリティーライセンス」では、3種類が提供される。具体的には、ディープパケットインスペクションを可能にする「アプリケーションコントロールライセンス」、92種類のカテゴリに分類されたデータベースによりURLフィルタリング機能を提供する「Webコントロールライセンス」、不正なIPアドレスからの通信をブロックするための「IPレピュテーションライセンス」が利用可能になった。
ルータ本体の価格(以下、すべて税別)は、AT-AR3050Sが9万9800円、AT-AR4050Sが19万8000円。「セキュリティーライセンス」は、アプリケーション・コントロールライセンス(1年)のAT-AR4000シリーズ用が8万9000円、AT-AR3000シリーズ用が5万9800円。Webコントロールライセンス(1年)のAT-AR4000シリーズ用が9万8000円、AT-AR3000シリーズ用が7万9800円。IPレピュテーションライセンス(1年)のAT-AR4000シリーズ用が8万9000円、AT-AR3000シリーズ用が5万9800円、などとなっている。