アライドテレシス、UTM／VPNルータの新ファームウェアでセキュリティログを拡張

　アライドテレシス株式会社は、同社が提供する「AT-ARルーター」製品群のファームウェア「AlliedWarePlus（AW＋）」をバージョンアップし、新ファームウェア「Ver.5.4.7-0.1」を8日より提供開始した。対象は「AR3050S」「AR4050S」「AR2050V」「AR2010V」の各製品で、ファームウェアは同社のWebサイトからダウンロードできる。

　アライドテレシスでは「AT-ARルーター」として、UTM機能を内蔵したVPNルータのAR4050S/AR3050S、中小規模向けVPNルータのAR2050V/AR2010Vを提供している。

　今回の新ファームウェアでは、これらの製品のWeb GUIを日本語Web GUIに対応させたほか、ダイナミックDNSを利用可能にしたことで、固定IPアドレスを持たないルータへのアクセスを行えるようにした。

　さらに、ソースアドレスまたはディスティネーションアドレスの両方のアドレス変換が可能なダブルNAT、サブネットについてもNAT変換を行えるサブネットNATに対応した。これらのNATをサポートすることで、拠点間接続をする際にアドレスが重複しても、ルータ側でアドレス重複を解消させ、LAN側ネットワークのアドレスを変更せずに接続できるようになる。

　また、IPS、IPレピュテーション、マルウェアプロテクション、URLフィルタ、Webコントロール、ウイルス対策、ファイアウォールなどのセキュリティに関するログ内容を拡張したため、外部からの攻撃やインターネットアクセスの状況をより詳しく把握できるようになったとのこと。