ニュース

バラクーダ、仮想アプライアンス版WAFのMicrosoft Azure対応を強化

 バラクーダネットワークスジャパン株式会社(以下、バラクーダ)は22日、Webアプリケーションファイアウォール(WAF)製品の仮想アプライアンス版である「Barracuda Web Application Firewall(WAF) Vx」が、Microsoft Azure Certifiedの新プログラムの一部、「Azure Gallery」で利用可能になったと発表した。また同時に、Barracuda WAFの最新版「同 バージョン7.9」の提供も発表されている。

 Barracuda WAFは、Webアプリケーションサーバーを攻撃から保護するWAF製品。物理アプライアンス版に加えて、仮想環境で動作する仮想アプライアンス版のBarracuda WAF Vxも提供されている。

 今回、Barracuda WAF VxがMicrosoft Azureへ統合され、Azure Galleryの一部として利用可能になったことで、Microsoft Azure上でさまざまな機能をシームレスに提供できるようになったという。この製品では、WebアプリケーションやMicrosoft SharePointなどのパッケージアプリケーション向けに事前定義されたセキュリティテンプレートが用意されており、企業にとっての負担を排除しているとのこと。

 一方Barracuda WAF 7.9では、RESTful APIを通じた構成とプロビジョニングのオートメーションプロセスの改善により、Systems CenterやPowershellなどのツールとの連携性を強化。また、40種類以上のレポーティングテンプレートを利用可能にしたほか、Perfect Forward Secrecy(PFS)対応の暗号鍵のサポートや、URLの暗号化機能などによって、アプリケーションセキュリティの向上も実現している。

 なお、Microsoft Azure上でのBarracuda WAFライセンスはBYOL(Bring Your Own Licenseモデル)で提供され、の年間サブスクリプションは119万5750円(税別)からとなる。

石井 一志