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バラクーダ、Microsoft AzureやAWSでの対応製品を拡充

 バラクーダネットワークスジャパン株式会社(以下、バラクーダ)は27日、Microsoft Azure Certifiedプログラムの一環として、自社製品「Barracuda Spam&Virus Firewall PLUS」「Barracuda Message Archiver」の仮想アプライアンス版が、Microsoft Azure Marketplaceで利用可能になったと発表した。また「Barracuda Load Balancer ADC」の仮想アプライアンス版は、Amazon Web Services(AWS)のMarketplaceで利用可能になっている。

 今回、Microsoft Azureで活用可能になったBarracuda Message Archiverは、メールの自動保存と検索を行えるメールアーカイブソリューション。ユーザーアクセス、メール管理、eディスカバリとコンプライアンスをシンプル化することにより、ユーザーの生産性向上と、コストおよびリスクの低減を実現するという。Azure向けのBarracuda Message Archiverでは、Office 365などクラウドベースのメールサービスにも対応しており、Microsoft Azureでメールを安全にアーカイブできるとのこと。

 またBarracuda Spam&Virus Firewall PLUSは、包括的なメールセキュリティを提供する製品。スパム/ウイルス防御、データ保護、DoS防御、暗号化などをポリシーベースの管理で行うことができる。Azure向けの同製品では、一般的なメール管理機能に加え、管理者によるメール暗号化ポリシーのカスタマイズや情報漏えい防止ルールの構成が可能で、カテゴリごとにメールを分別し、それぞれに異なるアクションをカスタマイズすることも可能とした。

 一方、AWS Marketplaceで利用可能になったBarracuda Load Balancer ADCは、アプリケーションデリバリ制御(ADC)機能を備えたロードバランサー。定期的なヘルスチェックおよびパフォーマンスチェックにより、サーバーリソースの効率利用や、フェイルオーバーを実現するためのトラフィック分散をサポートする。また、複数サイトにわたる冗長化を可能にするグローバルサーバー負荷分散、キャッシングや圧縮機能を用いた高速なアプリケーションデリバリなどにも活用可能としている。

 なお、各製品とも日本国内ではBYOLモデルで提供され、価格は、Azure向けBarracuda Spam&Virus Firewall PLUSが45万9750円(税別)から、Azure向けBarracuda Message Archiverは57万4750円から、AWS向けBarracuda Load Balancer ADCは45万9750円(税別)からとなる。

石井 一志