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JBサービス、クラウドセキュリティの運用支援サービスを提供

Barracuda WAFとBarracuda NextG Firewallの販売を開始

 バラクーダネットワークスジャパン株式会社(以下、バラクーダ)とJBサービス株式会社は13日、JBサービスが、バラクーダのWebアプリケーションファイアウォール(WAF)製品「Barracuda Web Application Firewall(WAF)」と、次世代ファイアウォール製品「Barracuda NextG Firewall」を、一次代理店として販売開始すると発表した。またJBサービスでは、これらの製品を利用し、セキュアなクラウド環境でのシステム運用を実現する「クラウドセキュリティ運用サービス」を提供する。

 JBサービスでは、クラウド環境のセキュリティ対策ニーズの高まりを受け、パブリッククラウドへの移行にも対応したセキュリティソリューションの取り扱いを検討していたが、バラクーダが2013年2月にMicrosoft AzureでBarracuda WAFのインスタンスの提供を開始したほか、2014年にはBarracuda WAFとBarracuda NextG FirewallがMicrosoft Azure、Amazon Web Serviceでも利用可能になったことを受け、取り扱いを検討。

 Barracuda WAFでは、ブラックリスト方式を採用することにより、高度な知識を要せずWebアプリケーション対策を実現できる点や、NextG Firewallの集中管理機能により、クラウドとオンプレミス環境において、ファイアウォールのポリシーやログを一元管理できる点などを評価し、販売を開始することにしたという。

 一方、JBサービスがこれらの製品を利用して提供開始する「クラウドセキュリティ運用サービス」は、WAF、次世代ファイアウォールの運用とサーバー監視、アプリケーション監視などにおいて、それぞれの必要な機能をパッケージ化したサービス。Microsoft Azureなどのクラウド上に構築された運用センターSMACの環境より、顧客のアプリケーション稼働監視も含めた運用サービスと、WAFおよび次世代ファイアウォールの設計、導入などを提供する。

 顧客はこのサービスを利用することにより、企業のセキュリティポリシーを担保しつつ、セキュアなクラウド環境でのITシステム運用が可能になるほか、有事の際にはSMACより、即座にバックアップからの復元ができるため、コア業務に集中することが可能となるとしている。

 対応するクラウド環境は、Microsoft AzureとAmazon Web Services。

石井 一志