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Barracuda NetworksのWAF製品、Windows Azure上のアプリ保護に採用

 バラクーダネットワークスジャパン株式会社(以下、バラクーダ)は16日、米Barracuda Networksと米Microsoftが戦略的提携を行ったと発表した。これに伴い、MicrosoftのクラウドサービスであるWindows Azure上でホスティングされているWebアプリケーションは、Barracuda NetworksのWebアプリケーションファイアウォール(WAF)製品「Barracuda Web Application Firewall」による保護が受けられるようになったという。

 Barracuda Web Application Firewallは、Webベースの攻撃を防御するためのWAF製品で、SQLインジェクション、クロスサイトスクリプティング(XSS)、セッションスプーフィング、XMLベース攻撃、ブルートフォースアタック、マルウェアのアップロードなどに対応可能。アウトバウンド検査によりデータ漏えいを未然に防ぐほか、認証機能を活用して、権限を持つ者のみが保護されたデータへアクセスできるようにする。

 アプリケーションをクラウドに移行するユーザーにとって、セキュリティは最大の懸念事項とされているが、この提携によってWAFによる保護が受けられるようになることで、バラクーダの林田直樹社長は、「通常のファイアウォールでは保護しきれない、アプリケーションレイヤに対する攻撃に対しても、効果的な防御を提供できる」とコメントしている。

(石井 一志)