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ドクターシーラボ、900万人超の顧客情報を「QlikView」で分析

連想型高速インメモリBIツールを導入

 株式会社アシストは24日、株式会社ドクターシーラボにインメモリBIツール「QlikView」が採用されたと発表した。

 メディカルコスメ事業で通販会員数900万人超を抱えるドクターシーラボでは、従来、ほかのBIツールを利用して顧客情報の分析や多角的に展開するプロモーションの効果分析を行っていた。しかし、クライアント/サーバー型の環境や、検索・集計に大幅な時間を要していたことから、より使い勝手の良いツールの導入を検討。アシストが取り扱うQlikViewの採用を決めた。

 導入は、ドクターシーラボのBIシステムのマネジメントと開発を行うCTCの主導で行われ、導入から第一次リリースまで2カ月という短期間での構築を実現。その後も順次展開を進めており、現在では200名のユーザーが新システムを利用している。

 QlikViewは、独自の「連想技術」を用いてインメモリの能力を最大限活用するよう設計されたBIソフト。実際に使うユーザー自身の直感的な思考によって企業に蓄積されている膨大なデータを検索し、それに応じてリアルタイムに計算する。わずかな期間で導入できるのも特徴。また、個人ユーザーからグローバル企業まで、ノートPCでもモバイルデバイスでも、あるいはオンプレミスでもクラウドでも利用できる。開発元は米QlikTechで、世界100カ国、2万8000社を超える顧客企業に導入されている。

川島 弘之