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参加費無料のSDN総合イベント「SDN Japan 2013」9月開催

~今年は規模を拡大、3日間に

 SDN Japan 実行委員会は、9月18日から9月20日まで3日間に渡って「SDN Japan 2013」を開催すると発表した。参加費は無料で、19日の懇親会のみ会費5000円が必要となる。会場は恵比寿ガーデンプレイス内の恵比寿ザ・ガーデンホール。「SDN Japan 2013」公式サイトで参加申し込みを受け付けている。

 「SDN Japan」は、ネットワークの仮想化を前提とする次世代基盤技術として注目を集めるSDN(Software Defined Networking)をテーマとし、SDNへの理解を深めるとともに、ビジネス面・技術面での利点や課題について、組織の壁を越えて議論できる場を提供することを目的として、2012年12月に第1回が開催された。

 2日間に渡って開催された第1回では、事前参加登録開始後わずか1週間で定員に達し、850名以上(2日間延べ人数)が来場。SDN技術への期待の高さを裏付けたかたちだ。

 第2回目となる「SDN Japan 2013」では、23社が協賛(8月7日現在)。会期を3日間に延長し会場規模も拡大。延べ1200名の来場を見込んでいる。

 「SDN Japan 2013」では、前回からのアップデートのほか、ビジネスケースの共有、最新技術動向、標準化動向、SDNの活動事例などを通じて今後のSDNの発展の方向性を確認・議論する場となるようプログラムを構成したという。

 展示ブースも設け、協賛企業各社によるSDN製品・ソリューションの最新情報が展示される。

 基調講演では、Nicira社創設者でOpenFlowの生みの親と言われるVMware社Martin Casado氏がSDNの現状と将来を語る講演「SDN, Network Virtualization, and Beyond!」のほか、NTTコミュニケーションズ株式会社 田中基夫氏が「SDN技術が実現するグローバルクラウドサービス」と題して世界9か国11拠点に展開しているSDNを活用した商用サービスを解説。アジア有数のICTハブを目指す沖縄県の取り組みを解説する「おきなわsmart Hub構想実現に向けて(仮)」も予定されている。そのほか、OpenFlowやSDNに関する最新技術や最新標準化動向、SDNの活用事例などをテーマに多数のセッションが用意される。

工藤 ひろえ