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NEC、プログラマブルフロー製品群「UNIVERGE PFシリーズ」がOpenFlow 1.3に準拠

多数のサーバーを収容可能なスイッチの新製品も

UNIVERGE PF5459-48XP

 日本電気株式会社(以下、NEC)は10日、OpenFlow技術に対応する製品群「UNIVERGE PFシリーズ」において、コントローラ製品である「UNIVERGE PF6800」の機能を強化すると発表した。同時に、新スイッチ製品「UNIVERGE PF5459-48GT」「UNIVERGE PF5459-48XP」も同日より販売開始する。

 「UNIVERGE PFシリーズ」は、OpenFlow技術を用いてネットワークを柔軟に制御できるようにするプログラマブルフロー製品群。ネットワーク制御の中核になるプログラマブルフローコントローラと、ネットワークスイッチに相当するプログラマブルフロースイッチから構成され、スイッチについては物理/仮想の両製品が提供されている。

 今回は、PF6800と新た発表されたスイッチが、OpenFlowの最新仕様Ver.1.3に準拠した。また、OpenFlowネットワークに接続した端末が移動しても柔軟に対応できる「MACマッピング」機能を、新たに搭載。この機能を利用すると、OpenFlowネットワークに接続する端末をどのスイッチのどのポートに接続しても、端末の固有情報を認識して、適切なネットワークポリシーを自動的に適用され、端末が所属すべき仮想テナントネットワーク(VTN)へ自動的に割り当てられるようになる。

 これによって、端末の移動やフロアの構成変更の際にもスイッチの設定変更が不要になるため、運用の効率化が図れるとともに、誤接続や誤設定によるトラブルを未然に防止できるとのこと。

 一方の新スイッチ2製品では、フローテーブルに加えMACアドレステーブルも利用する「MACForwarding機能」により、処理効率を向上させた。これにより、多数のサーバーを収容するラックに設置し、ネットワークを束ねる際などにも効果的に活用できるとのこと。インターフェイスは、PF5459-48GTがGigabit Ethernet(GbE)×48ポート、PF5459-48XPが10GbE×48ポートを搭載している。

 価格はそれぞれ155万円(税別)から、345万円(税別)からとなり、いずれも7月25日の出荷開始を予定している。

 なおNECではこれらの新製品を、幕張メッセで6月12日から14日まで展示会が開催される、「Interop Tokyo 2013」に出展するとのこと。

(石井 一志)