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NECの仮想テナントネットワーク技術、OpenDaylightに採用

 日本電気株式会社(以下、NEC)は5日、SDN向け仮想テナントネットワーク(VTN)技術が、SDN向けのオープンソースソフト(OSS)を開発している「OpenDaylightプロジェクト」で採用されたと発表した。

 Linux Foundationが進めるOpenDaylightプロジェクトには、31社の企業が参加しており、NECも発足当初からの主要メンバーとして、このプロジェクトに参加している。

 今回採用されたVTNは、物理的なネットワークを共有した上で、ソフトによって設定する論理的なネットワークのこと。NECがOpenFlowをベースに独自に開発した技術「ProgrammableFlow」のコアテクノロジーとして利用されている。

 VTN技術を利用すると、SDNにおいて、1つの物理ネットワーク上に、任意の複数の仮想ネットワークを迅速に設定できるようになるとのことで、同技術が、OpenDaylightプロジェクトから2月4日に提供されたSDNコントローラソフト「Hydrogen」に採用された。

石井 一志