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キーウェア、「Biz∫」をベースとした商社・販社向けの基幹業務テンプレート

 キーウェアソリューションズ株式会社(以下、キーウェア)は22日、商社・販社向けの基幹業務テンプレート「商社/販社向け貿易テンプレート for Biz∫」を、同日より順次提供開始すると発表した。

 「商社/販社向け貿易テンプレートfor Biz∫」は、NTTデータ・ビズインテグラルが提供するERPパッケージ「Biz∫(ビズインテグラル)」をベースに開発された業界特化型テンプレート。貿易取引情報の一元化と、商社・販社特有の業務要件への対応などが行われており、商社・販社での基幹業務システム構築を低コスト・短期間で実現するという。

 このような業界特有の課題やITへの要求を踏まえて、多くの商社・販社に対してBPR(Business Process Reengineering)や基幹システム構築に携わってきたキーウェアは、長年培ったノウハウを基に「商社/販社向け貿易テンプレート for Biz∫」を開発しました。
 貿易取引情報の一元化では、為替予約登録や為替予約引当(複数為替予約の引当)、為替予約残高管理といった為替管理機能、仕向送金、輸入L/C、輸入借入決済、被仕向送金、輸出L/C、輸入手形決済などの輸出入決済機能を提供。

 さらに、買契約書(Purchase Contract)や売契約書(Sales Contract)、送り状(Invoice/Attach Invoice)をはじめとする、さまざまな貿易帳票をサポートしている。

 一方、商社・販社特有の業務要件への対応では、契約の都度、決済条件が変動するといった、商社取引の特性を考慮した機能を実装。取引先与信枠の融通、契約ごとの決済条件といった、変更顧客の要望により生じる取引要件に対しても、柔軟な対応を行えるという。

 このほか、見越在庫(売先未定の在庫)商品の統制が担保された管理機能、「intra-mart」のワークフローエンジンやポータルを活用した、膨大な取引データからの不正・不採算対象取引の特定、逸脱の防止機能なども搭載する。

 なおキーウェアでは、「商社/販社向け貿易テンプレート for Biz∫」のマーケティング・提案活動を行うとともに、「Biz∫」ベースの基幹システム導入も推進し、今後3年間で10億円の売上を目指すとのこと。