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英会話教育事業などを手掛けるNOVAホールディングス、データベースをOracleから「Tibero」へ移行

IBM Cloudを利用してシステムをクラウド化

 日本ティーマックスソフト株式会社(以下、ティーマックス)は17日、NOVAホールディングスが、IBMのクラウドサービス「IBM Cloud」上でティーマックスのデータベース製品「Tibero RDBMS」(以下、Tibero)を採用したと発表した。

 「駅前留学NOVA」をはじめとする教育事業や、留学、スポーツ、外食などの事業を手掛けるNOVAホールディングスでは、自社システムのクラウド化を計画していたが、Oracle Databaseのライセンス体系では、クラウド化によってランニングコストが高くなってしまうことがわかったという。

 そこで、データベース移行を含めて検討したところ、Oracle Databaseの互換機能を持つTiberoが候補に挙がったため、ミライト情報システムが提案するIIBM Cloud上で検証。データベース移行がスムーズに進むことを確認したうえで、Tiberoの採用を決めた。

 このTiberoには、データベース移行支援ツール「T-Up(ティアップ)」がバンドルされており、ユーザー企業が保有するソフトウェア資産について、Oracle Database環境からの移行性検証を事前に行うことができる。このツールが、具体的な移行作業や移行コストについての計画を立てる上で、大きなメリットになったという。

 NOVAホールディングスではこうして、教室の予約システムから基幹システムに至る自社システムを仮想化してクラウド環境へ移行したが、全国で展開する“駅前留学レッスン”の予約や、オンラインの“お茶の間留学レッスン”の予約など、膨大なデータを運用するシステムのデータベース移行にもかかわらず、DB移行期間はわずか1カ月で完了。その他のアプリケーションの移行作業や検証を含めても、移行は総開発期間4カ月で完了したとのことだ。