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アシスト、ルール開発関連の機能を強化したBRMS製品「Progress Corticon 5.6」

 株式会社アシストは1日、BRMS(ビジネスルール管理システム)製品「Progress Corticon」の新版「同 バージョン5.6」を提供開始すると発表した。ルール開発をより効率化するための機能が強化されたという。

 Progress Corticonは、米Progress Softwareが開発したBRMSソフトウェア。業務ルールをアプリケーションから分離して管理できるため、ビジネスルールの変更をコーディングレスでシステムに反映できる点が特徴で、開発や変更に費やされる作業時間を大幅に削減できるという。

 今回の新版では、まず、業務ユーザーの日常用語を使って、被演算子(条件、アクション、検索フィルタ)を事前定義できるよう機能強化した。例えば、「貨物重量」を表す被演算子を「貨物の重さを指定してください」といった日常用語で事前定義でき、この用語を使ってルールの定義を行えるようになる。

 また、ルールの矛盾や抜け漏れの自動検出機能によりエラーが検出された場合、エラーメッセージをダブルクリックするだけで、該当個所にジャンプできるように改善した。これにより、エラー個所の特定が容易になったという。

 さらに、複数のルールの中で利用されている項目で修正が必要となった場合、その項目がどのルールで用いられているかを簡単に特定可能になった。例えば「貨物重量」という項目がどの条件式あるいはアクション式に用いられているかを容易に検索できるため、変更時の影響範囲の把握を簡単に行えるとしている。

 このほか、Corticon Serverの管理コンソール機能やセキュリティ機能など、運用面での利便性も強化されている。