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日立ソリューションズ、RPA製品「Automation Anywhere」の全社展開を支援する「RPA業務支援BPOサービス」を提供

 株式会社日立ソリューションズは2日、米Automation AnywhereのRPA製品「Automation Anywhere」の導入や運用、ロボット開発などの専門組織の業務を代行し、全社展開に向けた課題解決を支援する「RPA業務支援BPOサービス」を、10月1日から提供開始すると発表した。

 日立ソリューションズは、2017年にAutomation AnywhereのRPAを全社で導入して、専門組織を立ち上げ、全社でのべ430業務を自動化し、年間2万5000時間以上の業務時間削減を達成するなど、さまざまな運用・管理のノウハウを培ってきたという。これらを生かし、2018年には、RPAの迅速な導入やロボット開発・管理を支援する「RPA運用支援クラウドサービス」を提供開始するなど、企業のRPA導入から運用までを支援してきた。

 新たに提供するRPA業務支援BPOサービスは、RPAに関する知識や運用体制がない企業でも、コストや手間をかけずに、全社でRPAを利用できるよう、日立ソリューションズが持つノウハウを活用して、顧客とともにRPAの全社展開を支援する。

 自動化する業務を見つけ出し、ロボットの開発から利用者向け説明会、問い合わせ対応、エラー発生時の対応までを代行することに加え、利用状況や問い合わせ状況、エラー発生傾向を定期的に顧客に報告し、改善策も提案する。日立ソリューションズとユーザーのやり取りを、RPA運用支援クラウドサービス上で行うことにより、ユーザーからのロボット開発に関する問い合わせや自動化に関する相談などの窓口を一本化し、迅速に対処可能とする。

「RPA業務支援BPOサービス」のメニュー構成

 サービスでは、さまざまな日常業務を代行する「基本運用セット」と、説明会の開催などの導入フェーズごとに発生する課題に対応する「オンデマンドセット」という2つのメニューをオールインワンで提供。これにより、RPAを全社で効果的に活用できるようにする。

 RPA業務支援BPOサービスの価格は個別見積もり。日立ソリューションズでは、企業のRPAの効果的な活用を通じて、業務の効率向上と生産性向上を図り、デジタルトランスフォーメーションの実現と持続可能な経営に貢献していくとしている。