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インターコム、EDI/FAXによる受発注業務の一元管理を実現する「Biware EDI Station 2」

 株式会社インターコムは、流通、製造、金融といった業界のEDI(オンライン電子データ交換)やFAXによる企業間取引を支援するB2B統合サーバー「Biware EDI Station 2」を5月29日に販売開始する。

 国内EDIは、電話回線をインフラとするレガシーEDIからインターネットをインフラとするインターネットEDIへの移行が進みつつあるが、一方で、流通業や製造業などの企業間取引においては、小規模事業者を中心にFAXを利用した受発注業務が根強く行われており、EDIとFAXを併用できるシステム環境が求められている。

 こうした市場ニーズを背景として、「Biware EDI Station 2」ではレガシーEDI/インターネットEDIの両方に加え、FAXサーバー「まいと~く Center Hybrid」との連携により、FAXによる取引に対応。ユーザーは、ジョブフロー(EDI取引の自動化に必要となる一連の処理の流れ)の作成から実行結果の確認まで、EDI業務とFAX業務の一元管理を実現できる。

 また、食品、日用品向け流通業での活用を想定した機能強化として、卸売企業とメーカーの取引を仲介するVANセンターにとって便利な、受信データの明細並び替え機能を搭載した。これにより、卸売企業からの発注データを一時的に蓄積しておき、商品別に明細を並び替えた上で一括してメーカーへ送信するといった自動処理が可能となる。

 このほか、海外との企業間取引や拠点間のファイル転送に利用されることの多いSFTPへの対応や、新規ジョブフローを対話形式で簡単に作成できる専用ウィザード、1日の取引予定と実行結果を一覧で確認できる“運用モニター”などの機能を搭載した。