ニュース

ウイングアーク1st、クラウド型BI「MotionBoard Cloud」で3種のオープンデータを提供

 ウイングアーク1st株式会社は23日、クラウド型BIダッシュボードサービス「MotionBoard Cloud」が、最新の国勢調査などの各種オープンデータ/分析テンプレートを標準搭載すると発表した。

 MotionBoard Cloudは、さまざまな環境上にあるデータを可視化できるBIダッシュボード。クラウド型のため気軽に始められるほか、ソフトウェアを更新することなく新機能を利用できるのが特徴という。

 同社では、二次利用可能な形で公表されたオープンデータを、BIツール上での分析に適した形に加工処理を行って提供するとのことで、企業のマーケティング活動に活用できる第三者データ提供サービス「3rd Party Data Gallery」でも利用者が多い、「平成27年国勢調査」「平成25年日本の地域別将来推計人口」「平成26年経済センサス」の3つを新たに提供する。これらを利用することにより、全国市区町村レベルでの産業構造や現在、および将来にわたる人口動態を把握可能になるという。

 データはMotionBoard Cloud上での分析・閲覧に限定して利用できるとのこと。

 また、データの閲覧を目的とした「データを見る」、自社データと掛け合わせた分析の実行を目的とした「データを掛け合わせる」の、2つの分析テンプレートがそれぞれのデータに対し用意される。もちろん、テンプレートを利用せずにユーザーが自らダッシュボードを設計し、オープンデータを利用することも可能だ。

国勢調査「データを見る」テンプレート。全国市区町村別に年齢別人口構造や世帯の密集度合を把握できるという