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サイバーソリューションズ、自社のメール無害化「CyberMail-ST」とファイル無害化ツール「VOTIRO」を連携

 サイバーソリューションズ株式会社は5日、自社のメール無害化ソリューション「CyberMail-ST」と、アズジェントの取り扱うファイル無害化ソリューション「VOTIRO(ボティーロ) Secure Data Sanitization」(以下、VOTIRO)を連携させ、同日より提供開始すると発表した。これにより、標的型攻撃メール防御・インターネット分離対策提案を強化する。

 CyberMail-STは、企業・団体のインターネットセグメント側で、受信したメールの無害化処理を行い、自動でイントラネットセグメント内の既存メールサーバーへ転送するソリューション。

 一方のVOTIROは、イスラエルVOTIROが開発しているファイル無害化ソリューション。ファイルがマルウェアを含んでいる"可能性"を重視し、メールの添付ファイル、Web経由のダウンロードファイルなどすべてに対して無害化処理を行う点が特徴という。

 一般的にエクスプロイトやマルウェアは、ファイルのメタデータや空ビットスペース、マクロの中に潜んでいる。VOTIROはこれらのデータをチェックし、ファイルに不要なデータ部分を削除、あるいは意味のない情報に書き換えることで、攻撃用の実行ファイルを削除する。これにより、シグネチャの存在しない未知の攻撃も防げる仕組みだ。

 今回サイバーソリューションズは、CyberMail-STのオプションとして「VOTIRO連携オプション」を提供し、両者を連携させることで、標的型メール攻撃に対するより強固な防御を実現するとのこと。このソリューションでは、添付ファイルすべてをVOTIROで無害化処理した後、無害化済ファイルを再添付。メール全件をCyberMail-STにて再度無害化処理を行ってイントラネットセグメントに転送している。

 VOTIRO連携オプションの価格は30万円(税別)。サイバーソリューションズでは、この連携により、セキュリティとユーザーの利便性のバランスを保ったインターネット分離が実現され、メール経由の脅威やリスクの排除を行えるとしている。