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クラウドEXPO展示レポート、データセンタークロスアライアンスやクラウド&OSSパビリオンなど

 「クラウドコンピューティングEXPO」「情報セキュリティEXPO」など13のIT専門展を併催する「Japan IT Week 春 2017」が、5月10日から5月12日まで開催された。

 ここでは「クラウドコンピューティングEXPO」を中心にいくつかの展示をレポートする。

 地域のデータセンター関連企業の団体「データセンタークロスアライアンス」のブースでは、参加22社のうち9社が自社サービスについて展示していた。

岡山県の株式会社両備システムズ
福岡県の西鉄情報システム株式会社
静岡県の株式会社TOKAIコミュニケーションズ
宮城県の東北インテリジェント通信株式会社(TOHKnet)
富山県の北電情報システムサービス株式会社
鹿児島県の株式会社明興テクノス
福岡県の株式会社キューデンインフォコム
東京都のNTTテクノクロス株式会社

 「クラウド&OSSパビリオン」と名付けられたブースでは、オープンソース関連の企業が共同で展示していた。この中で、フューチャーアーキテクト株式会社は、脆弱性スキャナー「Vuls」を展示していた。システムにインストールされているソフトウェアとそのバージョンをssh経由で調べ、JVNなどの脆弱性データベースと照合する。また、デジタルサーカス株式会社は、CMS「Drupal」の導入サービスを展示していた。

「クラウド&OSSパビリオン」ブース
フューチャーアーキテクト株式会社の脆弱性スキャナー「Vuls」
オープンソース焼きそばを配布

 スターティア株式会社のブースでは、「クラウドくらべてみました」と題して、AWS、Azure、GCPの三大クラウド比較セミナーを開いていた。

スターティア株式会社の三大クラウド比較セミナー

 データストレージEXPOのPure Storageのブースでは、同社のエンタープライズ向けオールフラッシュストレージ製品について、保守の範囲で3年おきに最新のコントローラーに無停止で交換する「永久保証」や、NVMe対応製品などを展示していた。

エンタープライズ向けオールフラッシュストレージ製品のPure Storageのブース
SASとNVMeの両方に対応したSAN製品

 情報セキュリティEXPOのQCT(Quanta Cloud Technology)のブースでは、SDS(Software Defined Storage)などのソリューションや、そのためのストレージ製品などを展示していた。

SDSソリューション
VMwareソリューション
Hadoop向けソリューション
100GbE 128ポートのスイッチ。Hadoop向けソリューションの一環として展示
コンピュートノードが入るSDS向けストレージ。ディスクを102本収納
ディスク12本に2.5インチSSD 4本が入る階層型ストレージ製品
OCP(Open Compute Project)対応製品

 情報セキュリティEXPOの株式会社網屋のブースでは、さまざまなログを一元管理してセキュリティを守る「ALog」と、クラウドから管理する法人向け無線LAN構築サービス「Hypersonix」を展示していた。

ログを一元管理してセキュリティを守る「ALog」
クラウドから管理する法人向け無線LAN構築サービス「Hypersonix」