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キーワードはやはり機械学習/IoT、ニフティクラウドやさくらインターネットが出展
~クラウドコンピューティングEXPO会場レポート
2017年5月11日 11:51
「クラウドコンピューティングEXPO」「情報セキュリティEXPO」など13のIT専門展を併催する「Japan IT Week 春 2017」が10日、開幕した。会場は東京ビッグサイトで、5月12日まで開催される。
ここでは主に「クラウドコンピューティングEXPO」からいくつかの展示をレポートする。
ニフティクラウド、クラウド移行や機械学習基盤など
ニフティクラウド(富士通クラウドテクノロジーズ)は、Japan IT Weekの複数のイベントにブースを出している。その中でクラウドコンピューティングEXPOでは、基本的なサービスについて展示している。
中心となるのは、「クラウドでいこう」のキャッチフレーズで、オンプレミスのVMwareで動いている環境をそのままニフティクラウドに“移行”できるという展示だ。
また、会期初日の5月10日に発表された「ニフティクラウド インターコネクト」についても展示している。ゾーン(異なるサーバー環境)の間でL2接続する機能で、東日本リージョンのeast-1にて6月7日から提供開始する予定。
そのほか、4月に提供開始した最大24仮想CPUまで対応する高性能プランについても展示。さらに、4月24日から提供開始した機械学習基盤「ニフティクラウド Deep Learning powered by Zinrai」についても展示している。機械学習の結果にもとづき、カメラの映像から人間を認識する人流カウンターをデモしていた。
さくらインターネット、IoTプラットフォーム正式版など
さくらインターネットのブースでは、同社のホスティングやクラウドなどの各種サービスを展示している。
4月に正式サービスを開始したIoTプラットフォーム「sakura.io」についても展示し、鯖江市の公共バスの事例を紹介している。バスの乗降者数をIchigoJamでリアルタイムに調べ、sakura.ioにデータを集めて、乗客数をリアルタイムでWebから参照できるようにするというものだ。