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キーワードはやはり機械学習/IoT、ニフティクラウドやさくらインターネットが出展

~クラウドコンピューティングEXPO会場レポート

 「クラウドコンピューティングEXPO」「情報セキュリティEXPO」など13のIT専門展を併催する「Japan IT Week 春 2017」が10日、開幕した。会場は東京ビッグサイトで、5月12日まで開催される。

 ここでは主に「クラウドコンピューティングEXPO」からいくつかの展示をレポートする。

第8回 クラウドコンピューティングEXPO 春

ニフティクラウド、クラウド移行や機械学習基盤など

 ニフティクラウド(富士通クラウドテクノロジーズ)は、Japan IT Weekの複数のイベントにブースを出している。その中でクラウドコンピューティングEXPOでは、基本的なサービスについて展示している。

 中心となるのは、「クラウドでいこう」のキャッチフレーズで、オンプレミスのVMwareで動いている環境をそのままニフティクラウドに“移行”できるという展示だ。

 また、会期初日の5月10日に発表された「ニフティクラウド インターコネクト」についても展示している。ゾーン(異なるサーバー環境)の間でL2接続する機能で、東日本リージョンのeast-1にて6月7日から提供開始する予定。

 そのほか、4月に提供開始した最大24仮想CPUまで対応する高性能プランについても展示。さらに、4月24日から提供開始した機械学習基盤「ニフティクラウド Deep Learning powered by Zinrai」についても展示している。機械学習の結果にもとづき、カメラの映像から人間を認識する人流カウンターをデモしていた。

ニフティクラウド(富士通クラウドテクノロジーズ)ブース
ゾーン間でL2接続する「ニフティクラウド インターコネクト」
機械学習基盤「ニフティクラウド Deep Learning powered by Zinrai」。人流カウンターをデモ

さくらインターネット、IoTプラットフォーム正式版など

 さくらインターネットのブースでは、同社のホスティングやクラウドなどの各種サービスを展示している。

 4月に正式サービスを開始したIoTプラットフォーム「sakura.io」についても展示し、鯖江市の公共バスの事例を紹介している。バスの乗降者数をIchigoJamでリアルタイムに調べ、sakura.ioにデータを集めて、乗客数をリアルタイムでWebから参照できるようにするというものだ。

IoTプラットフォーム「sakura.io」の展示
sakura.ioを使った鯖江市の公共バスの事例
バスの乗降客数グラフ
リアルタイムのバス乗客数情報
IchigoJamで乗客数を調べる
さくらインターネットのパートナー企業の展示

各社の展示

 NASのQNAPは、親会社のiEiとともに、クラウドコンピューティングEXPOに展示している。クラウドコンピューティングEXPOを選んだ理由は、Blu-Rayデータアーカイビングソリューション(パナソニックと共同)やセキュリティソリューション(フォーティネットと共同)、8Kビデオ編集ソリューションといったソリューション面を前面にして展示するためだという。

QNAPのブース。製品よりソリューションを前面に展示

 株式会社はてなは、SaaS型サーバー監視ツール「mackerel」のブランドで出展している。クラウドコンピューティングEXPOに出展することで、Web系以外の企業にも訴求するという。

はてなのSaaS型サーバー監視ツール「mackerel」