週刊データセンターWatch:

JERA、データセンターの電力制御などを手掛ける米国スタートアップ企業へ出資

 エネルギー・発電事業大手の株式会社JERAは、データセンターの電力使用量制御ソフトウェア開発を手掛ける米Emerald AI, Inc.へ出資した。今後、データセンターと電力系統との協調運用など、より柔軟な電力利用についての知見獲得を進めるとしている。

 Emerald AIは米ワシントンD.C.で活動するスタートアップ企業で、設立は2024年11月。データセンターにおけるAI処理について、実行タイミングや実行拠点を柔軟に調整するためのソフトウェア開発を行っている。電力系統の需給状況に応じてリアルタイム制御することにより、サービス品質を維持しながら電力使用量ピークを抑制することが可能になるという。

 AIの普及などを背景にデータセンター需要が高まる一方で、その稼働に必要な電力をいかに確保するかは課題となっている。根本的な発電量を増やしつつも、それらをより有効に活用・運用するための技術にも同じく注目が集まっている。

 JERAは発電や再生可能エネルギーに強みを持つ企業である。今後、Emerald AIのソフトウェア技術を組み合わせて、データセンター事業者に対する電源・エネルギーソリューションの提供や、新たな事業機会の創出についても検討していく。

 なお今回の出資は、JERA傘下のコーポレートベンチャーキャピタル組織であるJERA Venturesを通じて実施された。