週刊データセンターWatch:

FLOW、東京都心部で新データセンター建設開始。「TK7」2027年1Q開業予定

 資産投資会社「PAG」のグループ企業であるFLOWデジタル・インフラストラクチャーは、東京都心部で新しいデータセンターキャンパスの建設を開始した。第一棟目となる「TK7」は2027年第1四半期からサービスを提供する予定。

新データセンターの着工イメージ

 計画では、敷地内で最終的に「TK7」と「TK8」の2つのデータセンターを建設する。合計IT負荷は30MWを見込んでおり、TK7はこのうち6MW規模となる見通し。

 新キャンパスは、大手町や豊洲といった既存データセンター集積地に対し、近接する都心部であるとしている。FLOWは発表文の中で「首都圏のデジタルエコシステムを支える最大級の規模のコロケーション型データセンター施設となる予定」と述べている。

 TK7およびTK8の追加により、FLOWのデータセンター資産は、日本、韓国、フィリピン、マレーシア各地の合計で11となる。