週刊データセンターWatch:

STACKとして国内初のデータセンターが印西市で竣工、同一敷地で2棟目も建設中

 シンガポールを本拠とするSTACK Infrastructure(スタックインフラストラクチャー)は、千葉県・印西地区のデータセンターキャンパス「TKY01」内で、1棟目の施設が竣工したことを発表した。同社は世界各国でデータセンターを開発・展開してきたが、日本国内での竣工は今回が初としている。

 TKY01は印西市中央部に立地し、キャンパスの規模は2.3ヘクタール(2万3000平方メートル)。電源容量18MWのデータセンターが2棟、建設される予定となっており、今回は1棟目が竣工した。2棟目の「KY01B」の開発は現在進行中。

 開発にあたっては、投資家のIPI PartnersおよびOaktree Capital Management, L.P.とパートナーシップを組んだ。なお、竣工を発表するプレスリリースでは、印西市の藤代健吾市長が歓迎のメッセージを寄せている。

 STACKは大阪でも80MW規模のデータセンター「KIX01」キャンパスの開発計画を進めている。この他、アジア太平洋地域ではメルボルンの180MW、キャンベラで28MW、ソウル・仁川の48MWの施設をポートフォリオとしている。