週刊データセンターWatch:
ピクセルカンパニーズ、GPUに特化したコンテナ型データセンターソリューションを販売
2024年9月24日 06:00
ピクセルカンパニーズ株式会社は、GPUに特化したコンテナ型データセンターソリューションの販売を開始した。生成AIに関連したインフラ需要増大への対応などを想定しており、当初販売される製品では「NVIDIA H100」を搭載する計画。
ピクセルカンパニーズのコンテナ型データセンターは、スーパーマイクロ株式会社からの技術提供を受けて設計。GPUラック、冷却装置、発電装置を個別に製作し、現地で組み上げる工法のため、柔軟な設備運用および更新が可能という。また工期も半年程度で済むため、着工に4~5年かかる建物型データセンターと比べて素早く導入できるメリットもある。
サーバー冷却には水冷式を導入。冷却水を循環利用するため、空冷式に比べて使用電力を15~20%削減しつつ、計算リソースに使用できる電力を38%増加させたとしている。
経済産業省からの補助金を受け、現在は福島県大熊町にコンテナ型データセンターの建設を進めている。2024年中には稼働する計画。今後は日本全国に同様のデータセンターを配置する構想という。