アンリツがSAPシステムの刷新に向け、サーバ仮想化基盤のストレージに NetAppを採用
ネットアップ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:岩上 純一、以下ネットアップ)は、アンリツ株式会社(本社:神奈川県厚木市、代表取締役社長:橋本 裕一、以下、アンリツ)が構築した仮想化基盤上で稼働するSAPシステム環境にNetApp FASシステムを導入したと発表しました。アンリツは同社のサーバ仮想化基盤向けストレージをFASシステムに統合したことで、ITシステム全体の投資最適化と事業継続性の向上を実現しました。
アンリツ株式会社は、情報通信の分野でスマートフォンやタブレット端末などの開発、品質保証に欠かせない計測器などを開発しているエレクトロニクス企業で、サーバ仮想化技術によるサーバ統合に早期から取り組んでいます。同社では、利用するSAPシステムのバージョンアップにあたり、WindowsベースのSAPシステムを仮想サーバ上で運用することを目的に、ハードウェア プラットフォームの移行を含めたシステム全体の刷新を決めました。今回のシステム更新にあたり、アンリツが求めたシステム条件は以下の通りです。
・SAPシステムの中長期的な運用コストを低減できる環境
・システム全体で包括的な災害対策を実現する堅牢な基盤の構築
・SAP以外のシステムも容易に統合できる柔軟なIT基盤
アンリツは、これらの要求を満たすストレージ システムとして、これまでに培った豊富なシステム運用実績に加え、高度なバックアップ/災害対策の機能などを備えたNetApp FASシステムを採用しました。アンリツがNetApp FASシステムを採用したことよる主なメリットは以下の通りです。
・サーバ仮想化技術とFASシステムを組み合わせることで、システムへの投資を抑制
・オンラインバックアップによってシステム無停止での運用を実現
・SAPシステム開発を迅速かつ効率的に進められる体制を実現
今回、アンリツは大阪に配置するメインのデータセンターにシングルエンクロージャHA構成のNetApp FAS3210を、またバックアップとして厚木本社内のデータセンターにシングル構成のNetApp FAS3210を採用しました。より優れたアクセス性能と信頼性が求められるSAPシステムのメインストレージ(大阪)にはSASドライブを搭載しており、またストレージコストを最適化するため、FASシステムのデータ重複排除機能「NetApp Deduplication」も活用しています。システム基盤全体のデータ保護には、FASシステムが提供する高度なデータ保護機能を活用するとともに、SnapMirrorによる大阪、・厚木のデータセンター間にまたがるデータ同期を実施しています。さらに、FASシステムを通じた基盤統合により、大規模災害が発生したときの復旧手順をすべて共通化できるため、ITシステム全体の事業継続性を高めています。
本事例の詳細については、以下のWebサイトをご参照ください。
http://www.netapp.com/jp/library/customer-stories/cs-6572-ja.html
ネットアップ株式会社について
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