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アライドテレシス、ネットワークを可視化する管理ツール「AT-Vista Manager」

 アライドテレシス株式会社は7日、自社ネットワーク製品の管理ツール「AT-Vista Manager version 1.0」を同日より出荷開始すると発表した。

 アライドテレシスでは、広範な自社製品の可視化と一元管理を可能にする独自のSDNソリューション「AMF(Allied Telesis Management Framework)」を展開しているが、今回提供されるAT-Vista Managerは、AMFノード、無線LAN管理機能である「ワイヤレスマネージャー」のノード管理をGUI上で行えるWebアプリケーション。

 AMFネットワーク構成を自動認識し、構成図を自動生成して表示するほか、無線LANアクセスポイントの設置エリアごとにマップを作成して監視する機能も備えている。これにより、AMFとワイヤレスマネージャーによる統合管理がより直感的に行えるという。

 AMFについては、ネットワーク構成を自動認識し、ネットワーク構成図を自動生成して、ノードを含め可視化してくれるので、管理しているAMFネットワークを一覧で表示したり、トポロジーマップで表示したりすることが可能。マップは階層表示に対応し、AMFネットワーク、AMFエリア、AMFノードの3階層で構成される。

 また、マップ上に表示される機器のアイコンは手動で並び替えることもでき、管理者の視点に応じた管理を行えるとした。さらに、機器に異常が発生した場合は、アイコンが変化し、管理者へ視覚的に知らせる機能も備えている。なお、AMFノードにSSH接続(CLI表示)する機能も搭載しているとのこと。

 一方、ワイヤレスマネージャーで管理している無線LANアクセスポイントについては、実際の環境に応じて配置・表示することで、視覚的に管理できるようにする。無線のチャンネルごとに色分け表示する機能も備えているため、電波の可視化も可能とのこと。加えて、フロアマップに配置されている無線LANアクセスポイントを一覧表示する機能も備えた。

 このほか、AMFネットワークと無線LANネットワークで発生した特定のイベントを一覧で表示するイベントログ機能を搭載しており、CSV形式での出力にも対応する。

 なお、この製品はAMFコントローラーおよびAMFマスタースイッチのデータを収集して動作するため、利用にあたっては、管理対象のネットワーク上にAMFコントローラー、マスタースイッチのいずれかが設置されている必要がある。無線LANアクセスポイントについても、ワイヤレスマネージャー経由で表示するため、ワイヤレスマネージャーが必要になる。

 AT-Vista Managerの価格(税別)は、20メンバーの場合で20万円から。

石井 一志