ニュース

三菱電機インフォメーションネットワーク、標的型攻撃対策サービスを提供開始

 三菱電機インフォメーションネットワーク株式会社(以下、MIND)は、近年被害が拡大している標的型攻撃への対応のため、提供中のマネージドセキュリティサービスのメニューとして、「標的型攻撃対策サービス」を11月6日から提供する。

 新サービスは、標的型攻撃を24時間体制で監視し、インシデント発生時は即時に対応を開始することで、顧客の運用負荷を軽減する。SIEM(Security Information and Event Management)を利用したセキュリティログ分析により、検出・防御が困難な標的型攻撃に対応。三菱電機情報技術総合研究所の研究成果を活用し、SIEMに独自のログ分析ルールを設定しており、標的型攻撃のさまざまな活動に対して、入口から出口までを幅広くカバーする。

 サービスでは、既にあるProxyサーバーやファイアウォール、IDSなどのログを分析することにより標的型攻撃を検知するため、新たなセキュリティ機器を導入することなく、標的型攻撃対策が実現可能になるとしている。

 また、大手金融機関や官公庁など、MINDが15年以上の法人向けマネージドセキュリティサービスの運用実績で培った独自ノウハウを生かしたサービスを提供。SIEMによる監視・分析に加え、専門セキュリティー要員が24時間・365日体制で調査・分析・報告を行う。

 サービス料金は月額30万円から。導入時費用は別途必要。分析対象ログ量によりサービス料金は変動する。

三柳 英樹