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三井情報、「Wordly」を用いた同時通訳環境の導入・利用支援サービスを提供

Wordlyの導入から音響・映像機器の設計、当日の運用に関する技術サポートまで対応

 三井情報株式会社は23日、フリート合同会社と業務委託契約を締結し、自社のコミュニケーションプラットフォーム「MEDACA(メダカ)」の新ラインアップとして、AIリアルタイム翻訳ソリューション「Wordly(ワードリー)」の導入・利用支援サービスを提供開始すると発表した。

 Wordlyは、60以上の言語を同時通訳できるクラウドサービス。WebブラウザまたはZoomやCisco WebexなどのWeb会議システムと連携して、発話者が話す言語を希望する言語に翻訳できる。

 三井情報は今回、配信技術に強みを持つフリートと業務委託契約を締結し、Wordlyの導入から機材接続の設計・検証、リハーサルへの立ち会い、当日の運用までを一気通貫で支援するサービスを提供開始した。

 製品導入時には、基本機能や利用シーンに応じたレクチャーを行い、Wordlyの利活用を支援するほか、イベント準備段階では、多言語イベント現場での音響・映像機器の設計・運用に関する技術支援を一貫して提供することで、安定した同時通訳をサポートするという。具体的には、マイク・オーディオインターフェイス等の物理機器を含む接続支援に対応しており、会場・オンライン双方の要件に合わせて最適化できるとのこと。

 また、イベント当日の技術運用やトラブル対応のサポートも可能。進行表や言語切り替えに合わせて、当日の技術的オペレーションやトラブル時の暫定復旧を支援するとした。

 三井情報では想定されるユースケースとして、全社会議/経営会議/グローバルタウンホール等の社内重要会議の多言語対応や、製品発表会/技術カンファレンス/展示会における来場者向けの多言語対応、海外拠点を持つ顧客やパートナーに向けたウェビナーや研修等のハイブリッド運用などを挙げている。