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STNet、標的型メールを疑似的に体験するサービス

 株式会社STNetは、企業・団体向けの「標的型メール訓練サービス」を11月2日より提供すると発表した。

 「標的型メール訓練サービス」は、企業・団体が標的型メールによる攻撃を疑似的に体験することで、その対策を学べるようにするサービス。標的型攻撃メールに対する内部リスクレベルを把握するために活用できるほか、メール受信者の標的型攻撃メールに対する免疫力や対応力を高めることも可能という。

 サービスでは、訓練の対象者に疑似攻撃メールを2回配信し、誤ってそのメールを開いてしまった開封者情報を集計用サーバーに記録。開封者数・開封率・2回分の結果比較分析や、開封者一覧(開封者メールアドレス・開封時間)などを記載した報告書を企業・団体の管理者へ提供する。

 疑似攻撃メールは「添付ファイル型」と「URL型」より選択でき、メールはレベル別に約100種類のサンプル文を用意しているので、訓練対象者の教育レベル(習熟度)に合わせて選ぶことが可能。また事後教育用に、具体例などを交えて、標的型攻撃メールの脅威について詳細に記載したコンテンツも用意しているとのこと。

 参考価格は、100メールアカウントまでの場合で44万5000円(税別)。なお、期間限定キャンペーンとして、訓練1回のみ、100メールアカウントまでの特別プランを29万8000円(税別)で提供する「トライアル特別キャンペーン」を用意するほか、通常サービスを利用する企業に対しては、10%引きの特別価格で提供する「スタンダード割引キャンペーン」を実施する。いずれのキャンペーンも、2016年1月末までに成約することが条件。

石井 一志