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アグレックスとアシスト、高品質なテストデータを生成する個人情報秘匿ソリューション

 株式会社アグレックスと株式会社アシストは7日、アグレックスが開発した「個人情報秘匿システム」と、アシストが取り扱う「Syncsort DMExpress」を連携させることで、個人情報の漏えい防止と厳密なシステムテストに必要不可欠なテストデータ生成を両立する「Syncsort DMExpress 個人情報秘匿システム連携ソリューション」の提供を開始した。

 システムテストで使用するデータは、「データ値」が実データの内容や分布パターンからかけ離れていると、精度の高いシステムテストは行えず、カットオーバー後に想定外の障害が発生するリスクを排除できない。しかし、システムテストの精度を向上させるために実データを用いると、データの取り扱いミスなどにより個人情報の漏えい事故を招く危険性がある。

 こうした課題を解決するため、アグレックスとアシストでは両社の製品を連携することで、「データの値」を含めて本番環境さながらの精度の高いテストデータを短期間で効率よく生成する「Syncsort DMExpress 個人情報秘匿システム連携ソリューション」を提供する。

 アグレックスの「個人情報秘匿システム」は、本番環境の実データをもとに、姓名を全く別の姓名に置き換える、住所を全く別の住所に置き換えるといったように、データ属性や特徴を維持したまま架空のデータを短時間で生成できるシステム。個人情報を完全に排除した本番同等の高品質なテストデータにより、システムテストの精度向上と情報漏えいリスク低減を同時に実現する。

個人情報秘匿システムによるデータ変換例

 アシストが提供するSyncsort DMExpressを組み合わせることで、本番環境にある秘匿前のデータの取得から、高品質なテストデータの準備やデータベースへの格納までの一連のデータ処理を、スクラッチ開発することなくGUI画面を使ってノンプログラミングで作成できる。

多様なデータソースのデータが取得可能で、秘匿処理だけでなく、システムに必要なデータ処理をすべてSyncsort DMExpressに集約。本番環境のデータを直接「個人情報秘匿システム」に引き渡すことで、個人情報を含む入力データ(CSVファイル)の作成や、テストデータを作成するための中間ファイルなどが不要となり、情報漏えいリスクを大きく低減できるとしている。

個人情報秘匿システムとSyncsort DMExpressの連携イメージ

 対応環境はWindowsまたはLinux。参考価格は700万円(税別、ライセンス費用およびプロダクトサポート費用を含む)。アグレックスとアシストでは、同ソリューションを個人情報の漏えい防止や高品質なシステムテストの実現だけでなく、匿名加工情報のマーケティング活用という観点からも有益と位置付け、2015年12月末までに5社、2016年12月末までに15社への導入を目指すとしている。

三柳 英樹