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日本HP、フラッシュに最適化されたストレージ「HP 3PAR StoreServ 8000」

 日本ヒューレット・パッカード株式会社は10日、ストレージ製品群「HP 3PAR StoreServ」において、コントローラを4ノードまで拡張できるフラッシュストレージ「HP 3PAR StoreServ 8000シリーズ」を発表した。価格は200万円(税別)からで、同日より販売を開始する。

 HP 3PAR StoreServ 8000シリーズは、フラッシュに最適化された、4ノードまでコントローラを拡張できるスケールアウトストレージ。オールフラッシュ構成と、HDDとフラッシュを併用するコンバージドフラッシュアレイ構成をサポートし、データサービスやスケーラビリティを犠牲にすることなく、1ラックあたり5.5PB(論理容量)までのフラッシュ容量を利用できる。

 また、上位機種の「HP 3PAR StoreServ 20000シリーズ」と同じ「HP 3PAR Gen5 This Express ASIC」を採用しており、既存製品に比べ帯域幅を2倍に拡張しているので、予測が困難な混合ワークロードを、より効率的に処理できるとした。さらに、「HP 3PAR File Persona」ソフトウェアにより、ファイルとブロックのワークロードを単一のフラッシュプラットフォームに統合できる点もメリットだ。

HP 3PAR StoreServ 8440
HP 3PAR StoreServ 8200

 あわせて今回は、すべての「HP 3PAR StoreServシリーズ」でソフトウェアアップデートを実施。フラッシュに最適化されたデータサービスの自動化機能により、俊敏性の向上とリスク低減を実現したとのこと。加えて、「HP 3PAR Priority Optimization」ソフトウェアを用いると、レイテンシを0.5ミリ秒まで設定でき、多数のレイテンシが課題となる、アプリケーションを統合するマルチテナント環境においても、一貫したサービスレベルを維持できるとしている。

石井 一志