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日本HP、コスト効率などが向上したフラッシュストレージ「3PAR StoreServ 20000シリーズ」

 日本ヒューレット・パッカード株式会社(日本HP)は18日、「HP 3PAR StoreServ ストレージ」のラインアップを拡充すると発表した。エンタープライズ向けフラッシュストレージ「HP 3PAR StoreServ 20000 ストレージ」(以下、StoreServ 20000)シリーズを新たに提供する。

 「StoreServ 20000シリーズ」は、フラッシュメモリを効果的に利用することで、容量コストを引き下げたフラッシュストレージ。ノードを8つまで増設できるため、サービスのアプリケーションクオリティを犠牲にすることなく、従来のハイエンドストレージの複数ラックを統合したい企業に適しているという。

 新製品は、「HP 3PAR Gen5 Thin Express ASIC」上に構築されており、ハードウェアアクセラレーションによる重複排除を含む、より高いレベルのパフォーマンスと拡張性、そして効率化を実現。ラインアップには、オールフラッシュの「HP 3PAR StoreServ 20850 オールフラッシュストレージ」(以下、StoreServ 20850)と、ハイブリッドストレージの「HP 3PAR StoreServ 20800 コンバージドフラッシュストレージ」(以下、StoreServ 20800)を用意する。

 このうちStoreServ 20850では、ミリ秒未満の単位のレイテンシで、パフォーマンスを320万IOPS以上まで引き上げ、従来のハイエンドアレイに比べてスペースを85%縮小。また、ミッションクリティカルなワークロードと、より高い俊敏性をサポートするフラッシュ特化型のソフトウェアにより、可用性などを向上させているという。

 加えて、コスト面では、フラッシュ最適化技術とハードウェア技術によるデータ圧縮の強化により、利用容量は従来の75%増となり、最新の3.84TBドライブにおいて、オールフラッシュストレージのコストを1GBあたり1.50ドルまで引き下げた。

 一方のStoreServ 20800では、利用可能容量を15PBまで拡張可能とのこと。

 価格は、StoreServ 20850が6279万7000円(税別)から、StoreServ 20800が4442万7000円(税別)から。

StoreServ 20850

石井 一志