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フォーティネット、企業向けセキュア無線LANにアクセスポイント5製品を追加
(2015/9/9 15:14)
フォーティネットジャパン株式会社は9日、企業向けのセキュア無線LANソリューションに、屋内用アクセスポイント「FortiAP-223C」「FortiAP-321C」、屋外用アクセスポイント「FortiAP-112D」、リモートアクセスポイント「FortiAP-21D」「FortiAP-25D」を新たに製品ラインナップに追加し、日本での出荷を開始したと発表した。
フォーティネットのセキュア無線LANソリューションは、UTM(統合脅威管理)製品のFortiGateに標準で内蔵された無線LANコントローラ機能を活用し、アクセスポイントのOS、設定、ステータスの一元管理を行う。無線クライアントのユーザー認証、デバイス認証、アプリケーション制御に加え、FortiGateが提供するUTM機能を無線クライアントの通信に適用することにより、無線LANから社内システムへのサイバー攻撃に対するプロテクションを実現。追加ライセンスは不要で、アクセスポイント本体のコストのみのシンプルな価格設定と柔軟な導入オプションにより、サイバー攻撃にも耐えうるセキュアな無線LANソリューションを安価に構築できる。
屋内用の「FortiAP-223C」は、ホテルや学校の廊下などへの設置に適した煙探知器型の形状を採用。2×2 MIMO 2空間ストリーム、IEEE 802.11acをサポートし、5GHz帯では最大で867Mbps、2.4GHz帯では300Mbpsの通信が可能。RP-SMAアンテナコネクタが装備されており、指向性アンテナやパネル型アンテナを接続できる。
屋内用の「FortiAP-321C」は、3×3 MIMO 3空間ストリーム、IEEE 802.11acに対応するアクセスポイント。5GHz帯では最大で1300Mbps、2.4GHz帯では450Mbpsの通信が可能。アップリンク冗長対応の同シリーズFortiAP-320Cよりもコストが抑えられ、無線パフォーマンスが同レベルの製品となる。
屋外用の「FortiAP-112D」は、エントリーレベルのIEEE 802.11n対応製品。PoEの受電および給電に対応し、PoE対応のウェブカメラなどさまざまな装置への給電が可能。他のFortiAPと同様に、アクセスポイントモード、メッシュモード、ブリッジモードでの動作が可能で、必要に応じてリモートアクセスポイントとしても利用できる。
リモート用の「FortiAP-21D」は、小型軽量で2.4GHz帯の2×2 2ストリームMIMOに対応。USB給電による動作が可能で、2つのイーサネットインタフェイス(LANおよびWAN)を装備する。
リモート用の「FortiAP-25D」は、テーブルタップ型デザインを採用した2×2 MIMO対応アクセスポイント。2.4GHz帯または5GHz帯(W52)の利用が可能。有線ポートとしてWAN側1ポート、LAN側4ポートを備える。