米IBMが米Blue Boxを買収、ハイブリッドクラウドの運用を簡素化

　米IBMは3日（米国時間）、OpenStackを基盤としたマネージドクラウドプロバイダのBlue Box Group（以下、Blue Box）を買収したと発表した。買収金額などの条件は公表されていない。

　Blue Boxは米国シアトルに本社を置く非公開企業。OpenStackを基盤とした「Private Cloud As a Service」プラットフォームを企業に提供しており、これを利用すると、ハイブリッドクラウド環境間で、より簡単にワークロードを展開できるようになるという。

　今回、IBMが同社を買収したことで、IBMの顧客は、クラウドベースのアプリケーションやオンプレミスのシステムを、OpenStackベースのマネージドクラウドに迅速に統合できるようになるとのこと。さらに、Blue Boxのリモート管理のOpenStackオファリングにより、IBM Cloudの既存のポートフォリオが強化され、顧客にはローカルクラウドのほか、可視性、コントロール、セキュリティが提供されるとした。